健康は末端よりも中心から(ことば学講座)

●動作を末端に頼っていませんか?

こんにちは、フェルマータで「ことば学講座」を担当している、齋藤匡章です。

※ことば学講座はオンラインで自宅で受講するレッスンです。

次回のオンラインことば学講座は、2022年5月14日(土)です。

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今日の言葉は、「中心」。

体を中心から使っていますか?

末端に頼る動作をしていませんか?

動作トレーニングは、今までの「思い込み」を書き換えていくところからスタートします。

たとえば、「手先が器用」という表現があります。

こうした表現ゆえに、精妙な動作ができるのは「手先」の動きのおかげだと思い込んでしまいがち。

大事なのは、手先より手首、肘、肩、肩甲骨と、体の中心寄りをどう動かせるか。

手や指を細かく動かす練習をすれば、それなりに細かい動きはできるようになりますが、その方針で物を作ったり絵を描いたりしていると、肩や首などが犠牲になって強烈な肩コリや時には頭痛に悩まされ、苦痛が大きい。

もっと胴体の中心寄りをほぐして上手に使えるようになると、体がとっても楽になります。

動作は、「末端より中心」が原則です。

下半身なら、爪先より、股関節ですね。

先日、股関節の使い方をトレーニングしていたら、長年苦しんで何をしても改善しなかった巻き爪が治った、と報告してくれた方がいます。

本人はたいへん不思議がっていましたが、実はまったく不思議ではなく、むしろ当たり前。

今まで、巻き爪の治療と称して指やせいぜい足首から先(つまり末端)をいろいろいじっていただけ。

股関節という中心寄りの部分を改善したから、体重の乗り方も、着地する角度も変化して、つまり指だけでない脚全体の使い方が変わり、そこから先が徐々に正常化してきたわけです。

これが「養生」トレーニングです。

ご本人の意識も、すごくよかったんですよね。

股関節の使い方を直したとしても、ご本人の意識が爪先に向いていて「指先に問題がある」と思い込んでいたら、私たちの体は自分のイメージに絶えず影響を受け続けているので、自分の中の思い込みがホメオスタシスとなってしまい、改善はしなかったでしょう。

だから、「思い込み」からの解放が第一歩、ということですね。

このような思い込みは、生まれてから今まで、いろいろな場面でもらってしまっています。

思い込みを捨て、イメージが正常化すると、動作が改善して、とっても快適な体になっていきます。

年を重ねるごとに、動作を最適化して、楽に動ける体になりましょうね。

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