●今回の言葉……変化を極力減らす
こんにちは、フェルマータの「ことば学講座」を担当しております、講師の齋藤匡章です。
※ことば学講座はオンラインで自宅で受講する「言葉と動作の最適化」レッスンです。
深く静かな鼻呼吸、していますか?
ことば学講座では、ストレスに強くなり、心身を調えて健康になれる呼吸法をトレーニングしています。
知るだけで身についたわけではありません。
意識の中にしっかり浸透させ、本物の習慣に育てていきましょう。
丁寧に静かな鼻呼吸が習慣になるまで、事あるごとに良い呼吸を繰り返すのがオススメです。
●変化を極力減らそう
4月に入り、新しい環境で生活を始めた方も少なくないでしょう。
今までより仕事が多くなったり、慣れない作業があったり、居場所が変わったりして、心身ともにストレスを受けやすい。
ストレスは、外部から力が加わったときに、その力に対抗しようとして内側で生じる歪みでしたね。
対抗する力が強いほうが良さそうにも思えますが、風になびく葦よりも、どっしり強い大木のほうが強風でボッキリ倒れて再起不能になるように、対抗する力は自分自身にダメージを残します。
本当は、まともに受けずにさらりと流すほうが、ずっと強いのです。
正面から真に受ける姿勢が誠実そうには映りますが、よくよく考えてみれば、あっちからの声にもこっちからの声にも耳を傾ける八方美人は、本当に誠実かどうか怪しいものですよね。
外から入ってくる情報が桁違いに多くなっている時代です。外部からのノイズをいかにかわして心静かに過ごすかが、本当に大事。
環境が変わったら、「変化を極力減らす」方針も、大事なポイントです。
職場で部署が変わったなら、帰宅してからの過ごし方は変化させず、丁寧に安定させる。
仕事内容が変化したなら、せめて通勤のルートをいつも同じにする。
私たちの心身は、変化に対して驚くほど脆弱です。異動など致し方ない変化が生じた場合は、「前向きに変化を楽しもう」などと考えるとかえって意識が乱れるので、同じカバンを持ち歩く、同じ筆記用具を使う、同じカップでお茶を飲む、同じ時刻に寝たり起きたりするなど、「変化を極力減らそう」とする努力が効果的です。
そして、呼吸ですね。
どんなに環境が変わっても、呼吸は続けるのだから、同じように呼吸をしましょう。
静かに、長く、鼻呼吸。
いわゆる「深呼吸」とはちょっと違います。
深い呼吸は良いのですが、激しく吸ったり吐いたりすると、多くの酸素を体に取り込むことになって、活性酸素も生じやすく、体が酸化(老化)してしまいます。
ゆっくり、静かに、鼻呼吸しましょう。
以前だったらスーハー激しく深呼吸したくなるような状況で、静かな呼吸で平気でいられるようになったら、あなたの呼吸力はかなり高まっています。
丁寧に習慣を積み重ねていきましょう。
※ことば学講座とは
ことば学講座は、言葉というツールを使いこなすための「大人の言葉レッスン」です。
最新の言語心理学の成果を取り上げつつ、実際に「使える」技として言葉や発声、論理、意識コントロール、トランス技法(瞑想)、身体操作などをトレーニングします。
言語力を高め、意識の達人になって、気持ちいい毎日を過ごしましょう。
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https://wsi-net.org/kotoba.html(ことば学講座)
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