何歳になっても動ける歩き方(オンラインことば学講座)

●今回の言葉……動作の最適化

こんにちは、フェルマータの「ことば学講座」を担当しております、講師の齋藤匡章です。

※ことば学講座はオンラインで自宅で受講するレッスンです。

次回の「ことば学講座」は、7月16日(土)夕方5時です。

最適な動作を身につけたい方は、こちらのページからお手続きください。
   ↓
https://wsi-net.org/kotoba.html (ことば学講座)

●重たいドアを楽に開ける方法

重めのドアを押し開ける際の「最適な動作」を思い出してください。

自分の体を使って、重いドアをグッと押し開けるとき、最も楽な、体に無理がかからない、無駄なエネルギーを使わない動作ができていますか?

多くの人は、「おっ、重たいぞ」と感じたとき、膝を曲げて腰を落として手で力任せに押すか、体でドアにもたれかかるようにして押そうとします。

どちらも、楽ではありませんね。

膝を曲げてエイッと押すのは力仕事の姿勢なので、疲れているときにはあまりやりたくない。

職場の入り口など一日に何回も開けるドアがものすごく重たいとしたら、それだけで億劫になってしまいそう。

体でもたれかかるやり方は、意外に体重をかけづらい。もたれかかってすんなり開けばいいのですが、開かない時に「さらにもたれかかる」のはほとんど不可能でしょう。

脚でグイっと踏ん張るしかない。しかも、腰を傷めることもある。

では、このような状況でどんな押し方をすると最も効果的なのか。

答えは「爪先を浮かせる」(踵で支える)。

動作の初心者は、この説明をされると「えっ? 何を言っているのかわからない」という怪訝そうな反応をします。

ところが、この「重力を利用する動作」を覚えた方はみんな、

「今までの体の使い方とぜんぜん違う」
「どうしてこんなに楽に開くのかわからない」

と不思議がりながらも、喜んでくれます。

「相撲で押し負けなくなった」と話していた方もいます。力まなくても押す力が倍増するのだから、当然です。

重たくないドアなら、バーンと勢いあまって危ないほどに、楽に開いてしまいます。

一瞬何が起きたかわからないくらい。

こうした「力学的に最適な動作があるのに、なぜかみんな無駄にがんばっている」動作が、ほかにもたくさんあります。

ことば学講座では、こうした身体の使い方も伝えていきますから、何歳になっても楽に動ける動作を、今のうちに身につけておきましょうね。

それでは、7月16日(土)夕方5時、Zoomで会いましょう。
   ↓
https://wsi-net.org/kotoba.html (ことば学講座)

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