●今回の言葉……骨を骨として使う
こんにちは、フェルマータの「ことば学講座」を担当しております、講師の齋藤匡章です。
※ことば学講座はオンラインで自宅で受講するレッスンです。
次回の「ことば学講座」は、11月12日(土)夕方5時です。
最適な動作を身につけたい方は、こちらのページからお手続きください。
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https://wsi-net.org/kotoba.html(ことば学講座)
●骨は骨として使うのが原則
さて、クイズです。
私たちの体に200個以上もある骨。
これらの骨にはそれぞれに役目があります。
そもそも骨の役目って、何でしょうか。
筋肉や皮膚などの組織にはない、骨にしかできない仕事があります。
それは何でしょうか。
答えは……「体を支える」という仕事です。
たとえば、太股の大腿骨と、膝から下の脛骨(すね)の骨は、股関節の上にある胴体を支えていますね。
大腿骨と脛骨は、上下でまっすぐにつながってバランスが取れているとき、最も楽に、つまり筋力を使わずに、体を支えることができます。
まっすぐにならず、斜めになったり曲がったりしていたら、どうか。
それでも筋肉でグイッと引っ張って姿勢をキープすれば、崩れ落ちることはありません。
逆にいうと、筋肉がなくなったらぐにゃりと崩れ落ちる姿勢だから、無駄なエネルギーを筋肉で使い続けていることになります。
大腿骨と脛骨をまっすぐに立てて使えたら、無駄な筋力が要らないから、楽ですね。
しかし「楽かどうか」より、もっと深刻な話があります。
筋肉に頼って骨に骨の仕事をさせないと、骨がサボって弱るのです。
体を支えるための骨は本来頑丈にできていますが、支える仕事をしなくていいとなったら、「頑丈でなくていいのか」と判断して、補強をやめます。
骨がどんどん脆くなっていく、ということです。
年を取ると骨粗鬆症など骨が弱ってしまう人が多いですね。カルシウムをたくさん摂っても大して改善されていない。
なぜなら、骨に仕事をさせていないから、栄養を取ったところで吸収する必要がないからです。
今、椅子に座っているなら、お尻の下の坐骨で体を支えて、胴体を立ててみましょう。
骨盤を前傾ぎみに起こすと、そうなりますね。胴体に力を入れず、やじろべえのようにバランスで立てる。
これが「骨を骨として使っている」状態です。
この使い方なら、骨はちゃんと強化されていきます。
ぐにゃっと腰を丸めて崩れるように座ったり、胴体にパンパンに力を入れて固めたりするのは、骨を骨として使っていないので、骨がサボって、どんどん弱っていきます。
最適な動作を身につけて、いつまでも健康で快適な体を育てておきましょう。
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※ことば学講座とは
ことば学講座は、言葉というツールを使いこなすための「大人の言葉レッスン」です。
最新の言語心理学の成果を取り上げつつ、実際に「使える」技として言葉や発声、論理、意識コントロール、トランス技法(瞑想)、身体操作などをトレーニングします。
言語力を高め、意識の達人になって、気持ちいい毎日を過ごしましょう。
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